キーワード:「先祖」

昭和二十六年十月八日 『御垂示録』三号 (27)

 先祖です。氏神です。青大将はほとんど先祖ですからね。先祖が龍神に落ちるんだからね。だから、先祖としての扱いをしなければならない。ですから、青大将は生米が良いですからね。これが一番好きだ。生米と水と塩を供げてやると良い。自分は別にお祀りしてくれと言うんでしょう。だから大先祖だ。一番いばっている。

昭和二十六年十一月一日 『御垂示録』四号 (13)

【 明主様 】良いですよ。けれども、やっぱり霊界を作ったほうが良いからね。ただ、先祖代々の位牌と屏風観音様で良いでしょう。要するに、救われても居所がないから、その居所を作ってやるんですね。

〔 質問者 〕二代三代とキリスト教で、メシヤ教に入り先祖をどうして祀ったら良いかと言うのでございますが、昔は仏教であったに違いないのですが、宗旨が分からないのでございます。

昭和二十六年十二月一日 『御垂示録』五号 (13)

〔 質問者 〕私も家内の先祖も鹿児島県で、神道です。仏壇の中にお迎えし、親類の位牌を最下段にしておりますが、神道と仏は中心から別けるようにとの御教えいただきましたが、最下段に仏をお祀りしてもよろしいでしょうか。

 強制的と好んでやったのは違いますからね。強制的にやったのなら、神道のほうが下じゃないか。そうしたら、神道のほうは止したって良い。仏のほうだけにしなさい。強制的だったら止して良い。先祖だって快くそこに行きません。

昭和二十六年十二月八日 『御垂示録』五号 (2)

 それは駄目だ。つまり、すべて相応しなければならない。仏壇の大きさと位牌の数は、ちょうど良いようにしなければ……御先祖が来ても、居心地が悪いですよ。人間と同じで、狭い家に多勢いては気持ちが悪いでしょう。そうかと言って広すぎても……一人か二人でもなんだ……いま言ったような具合にやりなさい。位牌をこしらえ直すと良い。

〔 質問者 〕先祖を真ん中にした場合に、主人の父母の位牌を別々にした場合は、向かって右が上座なので、父は先祖に近いほうに。

昭和二十六年八月一日 『御教え集』一号 (1)

御伺い 昭和二四年五月ごろ急に喘息となり、多くの名医にかかっても効果は一時的でかえってひどくなり、医者ではどうにもならなくなりました。それで弁天様をお祭り(裏庭へ)したらちょうど六〇日咳一つ出ずまったく治りましたが、また再発し、それからいろいろと宗教に頼り、昭和二五年八月ごろ大元愛善様と称する大元愛善主大神を奉祭する社と、先祖代々の霊を祭った小さな仏壇と二つを床に祭りました。この仏壇は私の家より御位牌を全部持って行き(山口県支部)先祖代々の霊を移してもらったものです。それでいままでの真宗の仏壇には先祖の霊がいないそうです。しかし、半年も一生懸命拝みましたが、なに一つ御利益はありませんでした。

昭和二十六年八月八日 『御教え集』一号 (1)

御垂示 やっぱり、その通り一家の罪がたくさんある。特にカリエスは……本にも書いてある通り……祖先の罪ですからね。罪があるから膿が出るので、一生涯出るわけではない。出るだけ出れば止まるから結構で、二年でも三年でも、ひどい人は五年くらい出る人がある。一樽一杯ではきかない。それから憑霊ですけれど、みんないけないわけではないのです。良いのもある。その見別けが難しいので、……だからしないだけが良いのではなく、するのが良いのでもない。理想は必要なだけが良いが、そうも行かない。ただ、あんまりしゃべりたいときは聞いてやっても良い。本物ばかりではなく、贋物があるからね。どうしても口をきいて出る場合は聞いてやると良い。それを贋物と思ってはいけない。本物と思って聞いてやる。仮に狐が出ると……「先祖の何々」と言うからそのまま聞いてやる。それで後で「先祖の何々」と言うのは「だれの時代か」「その時代の年号は」「なんで死んだ」「いくつで」「その時分はなんて名前ですか」……と聞いているときっとボロを出す。すると「それは判らない」「判らないはずはない。あなたは祖霊で、さっき、死んだ病気の名前を知っているくらいだから判らないはずはない」と言い出す。すると、尻尾を出し、「ああいけない」とか言い出す。なんでも信じてやるとかえって相手は暴露してくる。騙されたら騙されて結構。これはひとり憑霊ばかりではない。世の中のことでも騙したりするが騙されて結構です。騙されている中に気を許してはいけない。また騙しているやつはどこかに一貫していない。私の所へ来るやつも聞いているんです。その言葉の中に、なにか一つ嘘があるんです。憑霊のことでも、世の中のことでも、そのとき、こっちが先方を利用したりするようにする。