〔 質問者 〕西宮市近郊のある家で最初に建築した人は一家四人が三人まで死し、続いてその家を買った人も二人家族の主人がすぐ死し、三代目の家でもすでに二人死し、一人はもっか病床に伏し、飼猫までが病気であります。その敷地はもと池も大木もなく野原でありまして、祀りたくてもわけが分からず困っております。御神体をお祀りするだけでよろしゅうございますか。病人は浄霊の際憑霊現象は表われません。
霊の祟り、そのままではいけない。昔古戦場か刑の執行場所があって、亡霊が救いを求めている。地縛の霊は建物を建てられると苦しむ。ふつうのはよいがおこりっぽいのやら執着のある霊があるから注意を要する。また地龍(地神)の特定の住家かも分からない。退けという印かも分からない。二、三十間移動すれば理想的であるが、やむを得ぬときは充分お願いして(御神体に)、夢で知らせていただくようにすればよい。またある程度日数が経てば浄まる。
「実生分会『実生分会ニュース』六月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p148」 昭和24年06月10日