この間の二重橋事件で目が見えなくなった子供のことはこの前話しましたが、あれは内出血が眼の裏に固まっただけのものですから、ウッチャラかしておけば治るのですが、浄霊すればなんでもないことです。最近、一三年間底翳<そこひ>だったのが手術によって見えるようになったというので、新聞に出てましたが、あれもなんでもないのです。それに見えたといっても一時的のもので、また見えなくなります。これも眼の裏に固まっていたのですが(ということは医者が固めていたのです。すなわち薬をつけたりして裏を固めて見えなくしていたのです)、これもウッチャラかしておけばだんだん見えるようになるのです。底翳というのはホッタラかしておけば、たいてい治るのです。浄霊なら簡単に治ります。それを世界的の大問題にしていますが、ちょうど子供がオモチャをこしらえて親に自慢しているようなものです。私が言っている「医学は子供瞞し」というのは本当なのです。一事が万事で、いまの米国人の話と日本人とを比べてみてもそのくらいなのです。けれども医学だけは米人はやっぱり子供瞞しの組ですが、これもいまにだんだん分からせようと思ってます。
(御講話おわり)
「『御教え集』三十三号、岡田茂吉全集講話篇第十二巻p324~325」 昭和29年04月06日