昭和二十九年二月一日御講話(9)

〔 質問者 〕大黒様の御開眼につきましてでございますが、上瞼<うわまぶた>と下瞼の所に御開眼いただいたのがあります。彫刻師の彫り方が悪くて、目の場所が、

【 明主様 】そうなのです。私が間違えたのです。瞼だか目だか分からないのがあります。しかし開眼すればそこの所が目になるから、それでよいのです。

〔 質問者 〕非常に気にしておりましたので。

【 明主様 】だから、いま言ったようなわけなのです。

〔 質問者 〕古い信者であった人が、昨年一二月に大黒様をぜびお祀りしてくれと支部に持ってまいりました。明主様の御開眼をいただいてありました。

【 明主様 】私が開眼したということはどうして分かりましたか。

 
〔 質問者 〕本人が申しました。

【 明主様 】結構です。

 
〔 質問者 〕改めてお浄めを。

【 明主様 】そんなことはありません。そのままでよいです。

▽次節に続く▽

「『御垂示録』二十八号、岡田茂吉全集講話篇第十二巻」 昭和29年02月01日