昭和二十九年二月一日御講話(19)

 〔 質問者 〕狭心症で、アルバジルを使うと赤紫色に出るのです。

【 御垂示 】そこに薬毒が固まっているのです。毒血が固まっているのです。

 〔 質問者 〕医者がくれる薬を使うと、出る場合と出ない場合がありますが、自分でなめてみて、これはアルバジルが入っているなと思うと、その晩にすぐ出ます。その場合は集まっているのが溶けて出るのでございましょうか。

【 御垂示 】集まっているのが出る場合と、新しいものがすぐ出る場合と、それからアルバジルの種類でも違います。すぐに出るように作ってあるのと、そうでないのと、濃いのも薄いのもあります。しかしアルバジルで死ぬのは非常に多いです。このごろはほとんど作らないようになりましたが、実に怖いです。一時<いっとき>効くから中毒になってしまうのです。

 〔 質問者 〕アルバジルを多く服んだために狭心症のような症状が出るのでございましょうか。

【 御垂示 】無論そうです。アルバジルは命には一番効くようです。命がなくなってしまいます。私は前にアルバジルで死んだ人をずいぶん聞きました。

▽次節に続く▽

「『御垂示録』二十八号、岡田茂吉全集講話篇第十二巻p37~38」 昭和29年02月01日