〔 質問者 〕それで医師が、薬毒の浄化ということは考えられる、しかしそれが人によってやはり働きが違ってくる、
【 明主様 】なるほど体質には違いないが、体質がどうして一定でないか、それはどこに原因があるかということです。
〔 質問者 〕過去においての薬毒が変化を与えると、
【 明主様 】それでよいのです。それから体質は人間はみんな同じなのです。なぜ同じかというと、浄霊で治す方法は同じです。そうすると浄霊で効く人と効かない人があるわけですが、そうではない。みんな同じように浄霊が効くのです。ただ薬毒の多い少ないによって、長短はありますが、浄霊で治るという現われ方はだれでも同じです。こっちの痛みは浄霊で治らない、こっちの人は治るということはありません。そうしてみると体質というのは同じなのです。人間の体は、みんな首があって手があって足があるのと同じで、みんな同じです。
〔 質問者 〕体質の遺伝ですが、弱い体質とか強い体質ということは、
【 明主様 】あります。薬の多い者は弱いし、薬が少ないと強いのです。
〔 質問者 〕ただその薬が、親が服んだ薬とか言うと医者のほうでは分からないと言うのです。
【 明主様 】そうです。だからいまでは癩病でさえ遺伝しないということになっているのです。つまり医学はごく幼稚で、そこまで分からないのです。
〔 質問者 〕残るということが論争の頂点になってます。
【 明主様 】もう論争はいらないので、事実です。そうすれば、もし薬毒の影響がないとか、薬が良いというものなら、薬を服まない以前の人間が非常に弱くて、薬を服んでから非常に強くなったというのなら、薬は良いものです。それから薬が本当に効くものなら、もう病人がなくなっているはずです。先祖代々飲んだのだから……。さもなければ、まだ薬の服み方が足りないということなら、病院に入ってウンと服ませるとよいです。効くものなら……。「あなたはどのくらいやった」「三年服み続けた」「それでは治っているはずだ」。「あなたは」「三ヵ月」「それではまだ服み方が足りない」というわけになり、薬が効くものなら、とうの昔に病人はなくなっています。
〔 質問者 〕ただいま新聞に死亡の広告が出ておりますのを統計とっておりますが、医者は五〇から四〇前後で死んでおり、他の人は六〇、七〇で死んでおります。
【 明主様 】ですから博士が一番早死にです。それで医者に聞いたところが、それは医者は病人を扱うので、どうしても伝染する機会が多いからだと言うのです。
〔 質問者 〕昨年の一〇月ごろは四〇代というのはありませんでしたが、一一月、一二月となってくると四〇代というのが多くなってまいりました。実にはっきりしております。
【 明主様 】やっぱり、やっぱり<ヽヽヽヽ>ですね。人間という奴は瞞<だま>すのに非常にすばらしい力があるが、また瞞されるのも非常に多いです。瞞すのが実に多く、また瞞されるのが実に多いです。そう思うと分かります。
〔 質問者 〕寿命の長短というのに、一つの系統というものは、
【 明主様 】あります。これは系統というのが、薬毒の多いのが一番の系統です。それから特種な薬毒です。脳溢血のは遺伝します。親父とか祖父さんが脳溢血なのは、きっとやります。そういうのは薬毒が多いのと、それから薬毒によって種類が違います。同じ漢方薬でも、ゲンノショウコもあるし、他のもあるし、それによってその人の体質が違うわけです。しかし大きく見れば同じ薬毒ですから、同じものです。種類は違うが。
▽次節に続く▽