〔 質問者 〕滋賀県におります三一歳の男でございます。一年ほど前より、御神前に参拝しますと霊がかかり、あまり読み書きはできない方ですが、模造紙を用意しておきますと、たちまち絵を画きます。また歌を詠みます。私と当人とで、御神前にてどなたかを神様にお伺いいたしますと、見真大師とのことで、親鸞上人かと思われます。画くことは天国地獄、大浄化の状態とか、最近は自然栽培に絶対に切り替えなければいけないということを絵に画きます。それから今年は非常にイモチ病がたいへんだから切り替えなければならないということを画きます。絵は、早くきれいには画きますが、幼稚な点があり、歌もそういうようで幼稚な点があります。
【 明主様 】それは幼稚だから親鸞上人です。良く画いてあれば画家のです。
〔 質問者 〕たくさんの絵がありますので、明主様のご覧に供してよろしゅうございましょうか。
【 明主様 】よいです。
〔 質問者 〕それから、少しも常識に外れた点がないことで、ふだんは対等に話もできないのが、そのときには絵を掲げて大勢に説明をします。
【 明主様 】やっぱり親鸞上人でしょう。
〔 質問者 〕真宗のさかんな所なので、みんなびっくりし喜んでおります。
【 明主様 】やっぱりその男は上人と因縁があるのです。だから特に、
▽次節に続く▽
「『御垂示録』二十八号、岡田茂吉全集講話篇第十二巻p21~22」 昭和29年02月01日