地天50「教えの光」昭和二十八年七月二十五日(5)

〔 質問者 〕謹みてお伺い申し上げます。
 私が扱わせていただいております信者の中に、先祖代々から家の中に祀ってありました正一位稲荷のことでございますが、五年ほど前に御教えをいただきまして、その節間違いいたしまして外へ宮を建てまして、光明如来様の御奉斎日に外へうつしましたところ、二、三年はなにごともなく過ごさせていただきましたが、昨年一〇月ごろより、そこの奥さんが大浄化の際たびたび憑霊いたし、外へ出されたのが残念だ、狐の財産を自由にしたから、奥さんの生命を取るなど、種々申しましたが、救世教のお話をよく聞かせてあげ、先方の要求も入れてあげましたところ、お詫びして、再度出ない、地上天国建設のお手伝いに協力する約束で帰りましたが、最近において、またその状態を繰り返しているようなわけでございます。再度家の中へ入れるべきでございましょうか、いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。御垂示賜りたくお願い申し上げます。

【 明主様 】 その稲荷はいつごろから祀ったのか、どこの稲荷の分霊か、なんという名前か、それから毎月稲荷のお祀りをしますか、それを知らせなさい。

「『地上天国』五十号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p375」 昭和28年07月25日