教えの光
〔 質問者 〕謹んでお伺い申し上げます。
【 明主様 】 たびたび御垂示いただいております「稲荷」の処置についてでございますが、私は八歳のとき当家へ養女となり、(養母F・Y、一五年前死亡)が祀っておりました祠《ほこら》を調べましたところ「大元稲荷大神」であることが分かりました。養母は四度夫をかえ(三人は生き別れ、四度目は死ぬまで連れ添っていました)、女ながら分家しており、本家は絶えましたので祖先からのをもらってきたのか、自分が祀ったものか分かりませんが、二七年前から祀ってあったのは記憶にございますが、それ以前のことは判りません。現在の場所に家を新築して、引き続き祀ってからは一七年になります。お祀りしてある場所は、大光明如来様御奉斎の隣室の鴨居に棚をして、他の神様と一緒に祀ってありましたが、二月一一日全部の神様にお帰り願うべくお祀りをすませ、祠の処置をと思い、もう一度御神書を拝読させていただきまして、手落ちのあることに気がつきお伺い申し上げ、御垂示いただくまでの御守護をお願い申して、御神前の一段低い所に、ちょっとした台を置き、そこに祀っております。
毎月のお祭りはいたしておりません。正月と氏神様の祭礼のとき御神酒をお供えし、榊は枯れたとき取りかえております。
御教えには伏見、豊川などより御神体をお受けしたものは、光明如来様御奉斎後一年くらいで処分してもよいが、大祖先よりのものは一代、野狐などは三年くらいと御垂示いただいておりますが、私の場合はいかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。
なお、家族の状態は娘(養女二二歳)と二人きりにて(夫は戦死)、二五年五月に二人とも入信させていただき、同年七月千手観音様を、二六年一月光明如来様を、二七年一二月大光明如来様を御奉斎させていただき、家業(衣料品販売業)の傍、御用に専念させていただいております。
【 明主様 】 稲荷のことは支部長に教えてあるから支部長に訊きなさい。