一二月二七日
いよいよ今年ももうおしまいですが、ちょうど去年の暮れの二四日に裁判が片づいて、それから明るくなったわけで、今年に入ってからハワイ、アメリカにクワを入れたわけです。それに箱根の地上天国も完成したし、熱海のメシヤ会館もとにかく形だけはできましたし、今年は発展の基《もと》がだいぶできたような形になってます。割合に収穫のあった年とでも言えるわけです。ちょうど、「散花結実《さんかけつじつ》」とすれば、実が少し大きくなったわけです。来年はこれがまた育ちますから……。しかも秋には会館と展望台の上の水晶殿《すいしょうでん》ができあがりますから、また大いに世間の注目を引くとともに、教団も発展するわけです。いつも言うとおり、箱根は霊《れい》で熱海は体《たい》ですから、熱海ができあがるということは体的に大きくなるというわけです。御神業というものは、すべて型でやってゆくのですから本元《ほんもと》ができ、また形が大きくなるということは、全体的にそうなるわけです。熱海は体的ですから、会館ができるということは、ちょうどやはり建築のような具合に、御神業のほうもしっかりした様相になって、大きさも目立つように大きくなるわけです。こういうわけになるのです。支部などでも、建物を少し拡張すると、それだけ教線が拡がるものです。だから形も、支部の建築などを相談されることがよくありますが、つまり家相は、四角なら四角のものでも、ちょっとでも凹《へこ》むものがあるといけないのです。凹む形がいけないのです。その反対に少しでも出る形があると拡がるわけです。家相や土地というものも、運命に非常に影響するのです。だからして、やっぱり理屈に合うということもそういうわけで、すべてが順序とか形とか理屈に合うということが、小さいような問題でいて、あんがい結果は大きいのです。
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