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▽前節から続く▽
そういうようで、これは必ず実現するだろうと思ってます。それに対しては、私はそういうことに対する地上天国も造るつもりです。最初はハワイに造るつもりですが、それからだんだんアメリカのほうに造るつもりです。こっちで箱根、熱海に地上天国ができたのをあっちの人に見せると、これは一つアメリカにも造りたいと思うに決まってます。では一つ設計してくれということも無論あると思いますから、私がアメリカに行くか、地図かなにかそういったもので設計してやることになるでしょう。ですから美術によって国際的に各国と融和するという、大きな国際的外交と言いますか、それをこっちの一つの役割としてやるようなことにならないとは限らないです。むしろ実現の可能性は大いにあるわけです。そういうような話も、アメリカの新聞記者の人などは漏らしているような話です。そうなると宗教のほうも大いに認められるだろうと思ってます。ですから救世教は宗教ではない、ということはそういうわけです。つまり宗教ではないのではなくて、宗教のようなチッポケなものではないというわけです。宗教は救世教の一部というわけで、それがだんだん分かってきて、そのころになると世界的に分かってくるわけです。だいたい熱海の地上天国ができれば、これは世界的に分かります。アメリカの新聞関係の人が大いに書きますから……。いまでも箱根のことについて非常に書きたがっているのですから……。ですから今度熱海ができたら、テンデ箱根とは段違いのようにすばらしいものです。美術館などもだんだん設計しましたが、倍よりもちょっと大きいくらいです。また内部なども箱根の経験によっていっそう進歩したものを造るつもりです。箱根を造ったときよりか、いまのほうが、いろいろな面に、また建築上の進歩があります。ですから熱海にできるのは、必ず世界から注目されるものになることは分かってます。それから品物も世界的の良い物があります。これはここだけの話ですが、箱根に出さない物がまだいろいろあります。それは特級品です。そういうようなわけで、まだそういったようなことで話をすることがありますが、春になったら、そういったいろんなおもしろい話をするつもりです。それから外人のほうでも、美術館のことで話をしたいようないろんな活動があるのです。
△御講話おわり△