垂録27 昭和二十八年十二月一日(4)

〔 質問者 〕坊さんが入信いたし、善言讃詞を奉唱するのに、僧籍にあるのでお経を奏げないわけにはゆかないが、お経の後に善言讃詞を奉唱するのは、善言讃詞を軽んずるようでもったいない。しかしお経だけということは信者としては……と言うのでございます。

【 明主様 】もったいないということはありません。

 

〔 質問者 〕ふつうのお経と善言讃詞を同列にするということは申し訳ないと、

【 明主様 】そういうことはないので、結構です。

 

〔 質問者 〕順序は。

【 明主様 】順序はどっちにも理屈があります。坊さんということからゆけばお経を先にということになります。しかしその人は信者だから、そういうことからゆくと善言讃詞が先にということになります。

 

〔 質問者 〕たぶん僧籍を剥奪されるだろうということでございます。

【 明主様 】まずそうなります。またそのほうが結構です。

「『御垂示録』二十七号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p284」 昭和28年12月01日