▽前節から続く▽
いままでは私は進駐軍の関係であまり言ったり書いたりはしなかったのですが、日本人の民族の優秀性ですが、これはここだけの話ですが、ヨーロッパ人アメリカ人などは、とうてい日本人の能力にかなったものではないのです。それはとうてい勝《すぐ》れたものです。それを日本人は知らないのです。これは昔は国学者がそういうことを言ったものですが、それはただ古い、時代離れのした、そういったような説を立てたような具合で、いまの人を納得させることはできません。私はこれから日本人の優秀性を、歴史的に科学的……といっても唯物科学ではなく霊科学です……にだんだん説こうと思いますが、それが認識できれば、画家なども日本画を大いに勉強するわけです。それで神様が人類を造るについて、非常に支配的……といったところで、戦争や暴力で支配するのではなく、平和で支配すべき、世界の主人公ともいうべき人種を造ったのです。それが日本人なのです。それで日の本、日本ということは、それを表わしてあるのです。それで、日、月、星ということは前に書いてありますが、日本が日で、イギリス――ヨーロッパが月で、アメリカが星ですから、それだけ分かれば、もう分かるくらいです。それから土というのは土人、蛮人です。つまり木火土金水というようにできているのです。それで日本人は日であり木であるのです。そういうようなわけですが、これをだんだんあらゆる面から説いてゆくと、なかなかおもしろいのです。それでなるほど日本人は優秀であるということが分かるのです。そうすると日本の優秀性が本当に分かるのです。私はいずれはそういうことをアメリカ人などにも知らせようと思ってますが、しかしこれはウッカリすると妙な疑問を抱かれますから、よほど先にゆかなければできないことです。
ちょっと参考になることですから読ませます。
(御論文「御神意を覚れ」朗読)〔「著述篇」第一一巻六六七―六六九頁〕
△御講話おわり△