(前節から続く)
知ってのとおりハワイが非常な勢いで発展しつつあります。それでついこの間あっちの弁護士が来ました。これはハワイの法人の許可を受くべく骨折った人です。やっと許可を得たそうですから、これからはたいへんやり良くなるわけです。非常に評判が良くて、しかもこの間ホノルルに本部を買い入れましたが、これがたいへんに良い場所で、非常に立派なもので、値段も安いし、すばらしい買物だと言ってました。ハワイは五つの大きな島から成り立っていますが、その一つずつに一カ所ずつチャンと支部ができましたから、これからだんだん活動するというわけです。その一つ一つの島に、つまり救世教が大いに発展するわけです。そこでいまの形勢でゆきますと、結局そう長くはかからないうちにハワイ全島がほとんど救世教になると思います。メシヤ島になりやしないかと思ってます。とにかくいまのあっちの発展の勢いはすばらしいものです。そうなると世界が注目します。いま一番注目しているのはアメリカです。もっともそれはこっちの予定のとおりですが、つまりハワイの発展の具合を見てアメリカが「これはたいへんなものだ、では自分のほうにぜひ来てもらいたい」という、アメリカの国民的世論でアメリカに始まるという、そういう計画ですから、そういうふうにゆくわけです。そうしますと、ハワイは食べ物はウンとできるのですから、みんなが食べきれないほどできるのです。これは日本とはまるで違います。気候はよいし、あんまり悪い人間はいないのです。日本のようにずるい人間や悪い人間というのは、結局食えないからです。それが食糧その他の豊かな所では、ずるいことをする必要がありません。ですから日本がますます悲惨な状態ということは、物が足りないということが一番の原因だと思います。ハワイで一番苦しんでいるのが病気です。だから救世教によって病気が解決されると、本当の地上天国が簡単にできます。いずれハワイにも美術館を造ることになりましょう。そうなると地上天国です。ハワイのいろいろな特徴を取り入れた地上天国を造るつもりです。美術館も造ります。そうなったらいよいよ世界の楽園みたいになりますから、これは世界の一つの注目をあび、問題になるだろうと思います。
▽次節に続く▽