この前「農業特集号」を出すという話をしましたが、肝腎な中京方面の報告に推定が多いので、それでは正確を欠きますから、やはり何俵何斗何升という数字が正確でないと具合が悪いのです。それには来月にならなければ正確に分からないそうですから、「特集号」は延ばして、春早々にするつもりです。そのつもりでいてもらいたいと思います。それでいままでの報告の推定なども、気候のために予定よりか多くなる人もあるし、少なくなる人もあるようです。なかなか目を見張っているらしいですから、そういうのは推定よりも違ったら突っ込んでやろうというような空気もいくらかあるようです。なにしろ世間の目は救世教を非常に注目してますから、どこからも指一本さされないように、いささかの隙もないようにやってゆかなければならないと思います。
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「『御教え集』二十八号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p207」 昭和28年11月07日