昭和二十八年十一月五日の御講話(3)

(前節から続く)

 それから私は前から恐怖時代が来るということを言ってましたが、これがだいぶ近寄りつつあります。まだ一般に気のつくところまでは行っていませんが、少なくとももう二、三年以上たつと急激に病人が増えてバタバタ死ぬことになります。ちょうど今年の稲作が急激に悪くなったというように、どうしてこんなに病人が増えるのか、ということが分からないために大問題になります。医者がちょっと手をつけるとコロッと死んでしまうとか、やればやるほど悪くなるのが、目に見えてだんだん激しくなってくるということになって、そこで初めて救世教の説というものが、たいしたものだということになるとともに、それを治してやる仕事がウンと忙しくなるわけです。だからいまの信者の人たちはそのときのための一つの用意です。急に増やすわけにもゆかないし、教修者がすぐに病気を治せるが、やはり前からそうとう熟練をした人は違いますし、また神様の医学の医学的知識もあるし、慣れているという人が相当数いないと、そのときになってみんなやられてしまうから、いまはその準備と思えばよいです。

▽次節に続く▽

「『御教え集』二十八号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p196~197」 昭和28年11月05日