十月二十七日
最初に注意したいことは、このごろまた浄霊に少し力が入るようです。みんなではないですが、人によっては力が入るようです。これはそういうものなのですが、お蔭話にでも御守護の電報にでも、それが良く出ているのです。
「一生懸命に浄霊しても、どうだ」ということがあるが、一生懸命浄霊したらいけないのです。治りが悪いのです。だから先にずいぶん言いましたが、決して一生懸命にやってはいけないのです。一生懸命といっても、腹の中は一生懸命でも良いですが、その一生懸命が手に出てしまうから力が入るのです。ですから軽い気持ちで力を抜くのです。そうすると治りが良いのです。こう(御浄霊)やって、どうも治りが悪いなと思ったら、力が入っているのです。ますます霊界が変わってきて火素が増えるに従って、よけいそうなるのです。つまり人間の力というものが邪魔するのです。力を入れるとせっかくの霊を邪魔してしまうのです。それだけ治りが悪くなる。ですから私なんかでも、始終力を入れないようにしてます。そうすると、とても良く治る。いままでの人間は、たいていなことはあべこべをやっていたのですから、これなんかも理屈からいうとあべこべです。なんでもなく治るようなことが割合に治ってないが、それはみんな力が入るからです。いまは非常に火素が増えてますから、病気は非常に簡単に治るのです。あなた方でも、たいていな病気は簡単に治ります。どうも治らないということは力が入っているのです。
『アメリカを救う』のこの前の次の原稿を読ませます。
(御論文『アメリカを救う』「種痘と薬毒」「手術について」「浄霊医術」朗読)
〔「著述篇」第一一巻一五―二三頁〕
このうちの結核だけを特に徹底して書いたのです。近ごろアメリカで非常に結核が増えてきたのです。というのは近年いろんな新しい薬ができましたが、新しい薬ができて以前より良く効くのです。今度ノーベル賞をもらったのは、ストレプトマイシンを発見したワクスマンという人ですが、そういう薬のために浄化停止しましたから、それがだんだん浄化が強くなるに従って、つまり固められなくなってきたというために結核が増えてきたわけです。まだドンドン増えます。日本も、つまり抑えつけて去年あたりは死亡率が減っているが、これが抑えきれなくて一遍に破裂すると、今度は悪性のやつがドンドン出ます。そういうわけで結核を特に出したわけです。
(御論文『アメリカを救う』「結核」朗読)〔「著述篇」第一〇巻六六九―六七四頁〕
まだいろいろありますが、今日は時間がないから話もできませんが、これを日本だけでも各大学や病院、療養所、そういう所に配ろうと思ってます。これは原子爆弾です。とにかく問題を起すだろうと思ってます。問題が起ればしめたものです。なぜといって、非常に売れますから……チャタレー夫人などは、あんなに裁判になってから非常に売れたのです。あれがなかったら、そんなには売れません。これが問題になれば大いに売れます。大いに売れれば一人でもよけい読みますから、問題になるように願っているわけです。いま英文に翻訳させてますが、翻訳ができたらアメリカに配るつもりです。アメリカではなおさら問題になると思います。いままでも現在もありがたがっている医学が、これでいくとぜんぜん形無しですから……そうしてアメリカの人は日本人と累ってあんまり伝統的に捉われないから、新しいものでも良ければすぐ取りつくという非常に公平な見方をしますから、あっちこそ必ず問題になるだろうと思います。あっちで問題になれば、なおさらたいしたものです。世界的になります。そうすると日本人がありがたがって、とにかく昔、なんでも文化は支那からというので、医学まで漢方薬をありがたがっていたくらいですから、アメリカでこうだというと、日本人はよけいありがたがりますから非常におもしろいと思います。「結論」はこの次に読ませますが、徹底的に息の止まるように書いてあります。やっぱり、早く世界中に分からせなければミロクの代はできませんから、とにかく病気のない、病なき世界にしなければならない。それには思いきってこういうふうにやらなければならないのです。こうしておいて、来年になってこっちの浄霊する人があっちに行けば良いので、まあ一つの宣伝広告にもなるわけです。