地天44「教えの光」昭和二十八年一月二十五日(8)

〔 質問者 〕信者(四四歳、職業助産婦)の御浄化につきお伺い申し上げます。

 昭和二五年七月入信、御屏風観音様御奉斎、そのころ二六年三月、大光明如来様御奉斎させていただいています。

 七歳ごろ「はやり目」にて医療を受けましたところ、右眼に星ができ、しだいに近眼となり、一三歳ごろより眼鏡を掛け始めましたが、だんだんに度が進み、三七歳ごろ非常に眼が痛みましたので医師の診察を受けましたところ「網膜剥離」と言われ手術いたしました。その後間もなく右眼は失明し、なお黒目が左に片寄ってしまいました。昨年五月ごろより左眼の視力が急におとろえ、明暗の判る程度となり、八、九月ごろ頭痛とともに全身浄化をいただき、そのころは御浄霊いたしますと急に見えたりいたしましたが、一一月初めごろよりいっこうに変化なく、ただいまではほとんど失明状態となりました。両眼とも外見は失明しているようには見えません。なお御浄霊いたしますと眼球がクルクルとまわり、パチッパチッと音がいたします。最近金色または青色の角の生えた龍のようなものが、昼夜の別なくまた瞼《まぶた》を開けても閉じても見え、安眠できず頭が痺れたように感じると申します。これはなにか霊的のものでございましょうか。御浄霊は前、後頭部、頭部の天辺、眼、こめかみをいたしております。右なにとぞ御守護御垂示賜りたくお願い申し上げます。

 なお助産の仕事のほうは、会長先生からの御注意にて一時休むよう申しましたが、本人は懇望され断りきれず、ときどき取り上げさせていただき、その都度たいへん御守護をいただき、心より感謝申し上げております。

【 明主様 】 これは最初痛んだとき、ほうっておけば目脂が出て治るものを、医師にかかったため、手術をしたり、その薬毒のためとで、いわば医学の被害者である。しかしいろいろ変化があるのは非常によいので、気長に浄霊すれば治るはずだが、ただどういう手術か分からないから、手術によっては全部治るかどうかは分からないが、不自由ないまでには治るはずである。

「『地上天国』四十四号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p347~348」 昭和28年01月25日