〔 質問者 〕昭和二五年八月入信、四八歳の女でございます。入信間もなく御屏風観音様を奉斎させていただき、昭和二六年長女、二女と同時に入信、夫も昭和二七年九月に入信いたしましたが、まだよくお道が分からず、また住宅の関係上、大光明如来様は御奉斎いたしておりません。長男は未入信でお道に反対いたしてます。
(御浄化の状態および経緯)
昭和一八年秋ごろ軽い咳をし始め、背筋が痛み出しましたので医師の診断を受けましたところ「肋膜に水が溜まってる」と言われ、すぐA市の病院に入院し約六ヵ月にして退院いたしました。退院後二ヵ月にしてまた悪くなり、今度は○○病院に入院六ヵ月にして一応退院いたしましたが、また二ヵ月ほどで、ふたたび○○病院に入院七ヵ月くらいで退院しました。退院時の体重は一八貫くらいありました。退院後三ヵ月ほどして中耳炎となり、A市の病院で手術を受けました。その後四年間医薬を用いることなく家事をしておりましたが、昭和二五年五月ごろ、咳が出始めたので同地の二人の医師よりの診断の結果、二人とも「気管が悪く、いまのところまだ肺は冒されていない」と言われ、幾日か治療受けましたが咳が止まりませんので、その旨医師に話しましたら、「劇薬」と言って注射しました。一日くらい咳が止まりましたが翌日にはまた咳が出始め、同時に四〇度くらいの熱が出ましたので床に就き、氷冷しているところに信者さんがお出でになり、御浄霊をいただきましたら熱は下がりましたが咳は止まりませんでした。しかしなんとなく身体が軽くなったように感じましたので御浄霊を続けましたら、二、三日で床を離れることができました。
昭和二三年来肺結核にて入院中の長男が、手術するとて看病に行き四〇日間くらい御浄霊を休み、帰宅後ときどきいただき入信後も月並祭にお参りし御浄霊をいただいていました。
昨年の春、中教会長先生よりの御浄霊中憑霊(狐霊)あり、その後の御浄霊中にも憑依しますが目的がはっきりいたさぬように感じられます。話すことがまちまちで一致しません。憑依しますと寒気がし、霊動いたします。間もなく頭部、耳下腺、延髄などに三九度くらいの熱が出、咽喉、胸部(気管)が苦しくなり、食欲が減り、したがってだんだん衰弱して現在の体重一一貫くらいになりました。
昨夏より明主様の御教え通り、床に就いたり起きて食事などしておりますが、咳、咽喉、気管、腹(腸と思われます)にあまり変化がございません。まだ寒気も霊動もときどきいたします。御浄霊の箇所および、いかようにいたしましたらよろしゅうございましょうか、お伺い申し上げます。
【 明主様 】それは肋膜に溜まった水が濃化し、だいぶ残っているのでそれを排泄するための咳であるから、痰が出るだけ出れば治るのは勿論だが、それまでに衰弱してはおもしろくないから、今後は絶対菜食にしなさい。そうすれば衰弱しないで必ず早く治る。浄霊箇所は無論肋膜を患った箇所で、この箇所を発見するには、息を深くして痛む所、または圧《お》して痛い所、熱のある所で、触ってみればよく分かる。