地天44「教えの光」昭和二十八年一月二十五日(6)

〔 質問者 〕昭和二三年七月、神経痛をいろいろと御守護いただき入信さしていただいた者でございますが、昭和二五年御神体、御屏風観音様を御奉斎いたし今日に及びましたところ、昨年五月ごろより左目がしだいに不明となり、八月ごろには右目も薄く見える程度になってまいりましたが、家人にも知らさず支部にまいり、ときどき御浄霊 お願いしてましたが、一一月三日ごろ物につまずき、主人にも話したところ(主人とも四名入信)一応医師の診察を奨められ、そのままに医診を受けました。医師は血液検査の結果「青そこひ」で視力〇・二と言われましたが、そのまま御浄霊をお願いいたしております。最近では一間離れましても人の顔さえ判然といたしません。御浄霊は眼の後ろおよび後頭部、延髄を主とし一日に支部にて二回、帰宅後家人にも御浄霊していただき、その都度涙のように二、三滴は出ますが目脂《めやに》までは出ません。私はサフラン、中将湯の飲薬もそうとうやり、また死産のとき手術し、腎孟炎で出血多量のため母体保護のためと申し、人工流産させたことがあります。なお今日にても月経があるほどの毒血の持ち主であります。

 御浄霊いただいておりましてこのように見えなくなってまいりましたのは、内部の毒血が浄化してまいり、外部に出てくるための一時的失明で、今後も続けてまいりましたとき必ず治るものでございましょうか。霊的に思い当たることもございませんが、流産させた子供に対しましては位牌を作り祀っております。浄霊者は力をぬくことに留意しておりますが、他に原因がございましょうか、お伺い申し上げます。

【 明主様 】この人は後頭部から延髄付近にかけて固まりがあるから、それを溶かせば必ず治る。しかしだいぶ性質《たち》の悪い薬毒のため、溶けにくいから気長にやりなさい。いずれは涙か目脂が出るようになれば、少しずつよくなってゆく、霊的関係はない。

「『地上天国』四十四号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p345~346」 昭和28年01月25日