地天44「教えの光」昭和二十八年一月二十五日(3)

〔 質問者 〕私ども夫婦は、二〇年より信仰に入れていただき、二三年八月に光明如来様を御奉斎させていただき、愚息(本年二五歳)にも無理に入信させましたためか信仰心なく、私どもの意にも添わなくて困っておりました。

 昨年一一月二六日夜、金銭の問題から口論となり、あげくの果てに、恐れ多くも御神体に手を掛け、引き裂いてしまいました。

 私どもの不行き届きから、かかる不祥事を引き起こしまして、まことに申し訳なく、なんとお詫び申し上げましたらよろしいものか、途方に暮れております。謹みてここにお詫びとお許しをお願い申し上げ、破損しました光明如来様の御書はいかがいたしましたらよろしゅうございましょうか、伏してお詫びとともに御教示をお願い申し上げます。なお一日も早くお詫びがかなって、再度御神体をお迎えさせていただけます日の、一日も早からんことを御祈願申し上げます。

【 明主様 】 これはたいへんな間違いをしたのである。というのは、御子息を無理に入信させたためである。信仰心の湧かない者を無理に入信させるのは、尊い神様に対し非常な御無礼になるので、神様は覚らせるために、御子息の手を通じて破られたのである。いつも言う通り信仰には無理がもっともいけないのである。しかしできたことは致し方ないから、よくお詫びをして焼き、新規にお受けすればそれでよろしいから、あまり悔んだりしないで、今後注意すれば神様はお赦しになるので、あまり心配しないようになさい。

「『地上天国』四十四号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p342~343」 昭和28年01月25日