地天44「教えの光」昭和二十八年一月二十五日(1)

教えの光

 〔 質問者 〕謹んでお許しいただき、お伺い申し上げます。昭和二七年一二月一八日、大光明如来様の御奉斎のお許しをいただいた者でございますが、これより以前に拝受いたしました「大光明」「大浄光」の御守り様と「金龍」の横の御書体を、二七年八月一日、表具師H・M(二九歳)に表装を願い、一二月一八日御奉斎の当日できあがってまいりました。ところが「金龍」の御書体の「龍」の御文字の端が縦に破れておりました。さっそく明主様に、表具師とともにお詫びいたしました。たいへん申し訳なき御無礼をお許しくださるよう、お願い申し上げます。表具師は「裏紙を貼って乾燥中に裏紙のつぎ目より破れた」と申しておりますが、なにか霊的御関係があるようにも思いますので、お伺い申し上げます。

 なおH・M表具師は、後にて聞きましたが三五《あなない》教の信者で、二年くらいになるそうでございます。破れた御書体は取りはずすよう頼んでおります。処分はいかがいたしましたらよろしいでしょうか。お伺い申し上げます。

【 明主様 】破れが「龍」の文字にかかっていれば、お詫びして焼きなさい。かかっていなければそのまま継いで表装してもよろしい。

「『地上天国』四十四号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p341」 昭和28年01月25日