『御垂示録』二十四号 昭和二十八年九月一日(14)

〔 質問者 〕生存本能、食欲本能、性欲本能というのはどちらにはいりますでしょうか。

【 明主様 】それは正しいほうです。食わなければ生きてはゆけませんから。これは正しいというよりか、絶対のものです。それから性欲がなければ種族が絶えてしまいます。そこで結果を見なければなりません。同じ正守護神から出たといっても、結果が良くなければ本当のものではありません。だから医学が進歩すればだんだん病人が減ってきて健康な者が増えてくるというなら、結果から言っても本当のものです。ところが病人は減らないばかりか、ますます増えるというのは、結果から言えば悪になります。私は今度、医学というものは間違っているということを書いたのです。だから信仰でも、あの人の信仰は立派だと言ったところで、信者ができなければ駄目です。しかしあの人の信仰はなってない、おもしろくないと言っても、その人は信者をつくってドンドン増やしてゆけば、それでよいのです。とにかく結果です。あの人は情け深い人で立派な人だというだけの人よりも、あいつは少し変だがオレにごちそうしたり小遣いをくれるというのなら、そのほうがよいではないですか。

「『御垂示録』二十四号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p211~212」 昭和28年09月01日