『御垂示録』二十四号 昭和二十八年九月一日(12)

〔 質問者 〕理性と感情ということは、正守護神と副守護神との関係でございましょうか。

【 明主様 】関係はありますが、そう言いきることはできません。いつも言うとおり理性を使う所は前頭部で、後頭部は感情です。これが総合して一つの思想ができるのですが、どっちにも偏ってはいけないし、また偏らないものです。ところがたまたま偏ることがあります。例えば人を殺したりしますが、それは感情ばかりになったのです。それは理性から言えばそういうことをしてはたいへんな損なのです。吉田首相の馬鹿野郎問題もそうで、感情のほうが全部になってしまって、理性が隅に押しつけられてしまったのです。そこで後になって理性が働けば、ああとんでもないことをしたと思うに違いありません。

「『御垂示録』二十四号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p210~211」 昭和28年09月01日