『御垂示録』二十四号 昭和二十八年九月一日(10)

〔 質問者 〕そういう観念のことで、以前先輩から聞いたことがありますが、体の百分の一が心になり、心の百分の一が魂になるということでございますが。

【 明主様 】それはでたらめです。百分の一どころか、体全体が心なのです。もしそうだとすると、体のうちに心がないという所があるわけになります。

 

〔 質問者 〕そこで心と神経との関係でございますが。

【 明主様 】関係もなにもありません。心そのものが神経です。心を細かく割ったものが神経です。神経というのは、要するに電線の針金のようなものです。魂というのは百分の一どころではなく、もっと小さいので、千分の一か万分の一か分からないくらい小さいのです。しかしそれが全体を支配しているのです。それが魂の大きさといってもよいのです。

 なにしろ人間が宿るときには精虫という小さなものです。あの小さなものがこんなに大きな人間になるのですから。

「『御垂示録』二十四号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p210」 昭和28年09月01日