『御垂示録』二十四号 昭和二十八年九月一日(6)

〔 質問者 〕最近の新聞で、ユーゴ、イタリアの問題、イギリス、北海道の問題がありますが、これらはなにか意味があるものでございましょうか。

【 明主様 】ユーゴとイタリアは小さな問題です。だいたいユーゴという国が小さな国であって、日本の四国よりちょっと大きいくらいなものです。それにユーゴの人民というのはいくらもないので、ユーゴの四分の三がイタリアの人間で、四分の一がユーゴの人間です。だからイタリアに自由にされてもしかたがないでしょう。北海道というのはスパイ事件でしょうがこれも小さな問題です。こういうことはたくさんあるのです。たまたまそれがうまくつかまったために問題になったのです。北海道でなくても、東京の真ん中にもたくさんいます。ただそれがつかまらないから知れないだけのことです。つまりこれはつかまえたほうが智慧があったのです。つかまえられないのは智慧がないのです。いまもって共産党の幹部七人がつかまりませんが、これはつかまらないほうが智慧が上なのです。

「『御垂示録』二十四号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p207~208」 昭和28年09月01日