〔 質問者 〕世界でも日本でも、いまは男より女の数が非常に多いということを言われておりますが、これはどういうわけでございましょうか。
【 明主様 】そうでもありません。日本は男のほうが多いです。いまは戦争で男が死にましたからそれで女が多いのです。
〔 質問者 〕パリの病院での子供を産む率が、女は男の三倍ということでございますが。
【 明主様 】白人は女のほうが多いのです。東洋人は男のほうが多いのです。それは東洋は経<たて>で霊ですから、東洋はどうしても男のほうが多くなるのです。西洋は体<たい>で緯<よこ>ですから女のほうが多いのです。それが原則です。ただ戦争とかで多い少ないがありますが、何百年の平均を見れば必ずそういうようになってます。だから東洋は男がいばって、西洋は女がいばるというので、これはそうなっているのだからしようがありません。支那などは妻君を五人も六人も持って平気ですが、西洋はそういうことはありません。むしろ西洋の中世紀以後は女が男娼を買うということがずいぶんあったのです。私はポンペイのを読みましたが、男娼というのが非常に多かったのです。裸体では男の裸体のほうが多いのです。それはいい体で、曲線美で、まあ男のストリッパーです。これはとにかくおもしろいです。それでミロクの世になると両方が平均してきます。つまりいま言う偏ったのが緩和されてくるわけです。
〔 質問者 〕日本では、パンパンになるのも、男が少ないのだから、生理的には許されるだろうということを言われておりますが。
【 明主様 】女が多いからというのですか。しかしこのごろはそうでもないので、男も増えてきました。それは学者がわずかのことを基にして、ケチな頭で考えてやることで、問題にはなりません。
「『御垂示録』二十三号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p183~p184」 昭和28年08月01日