『御垂示録』二十三号 昭和二十八年八月一日(15)

〔 質問者 〕教師の父親でございますが、刀を二振り買い入れ行者の言により祀っておりましたが、一時家運が非常に栄えました。現在はしまってあります。これはいかが処分いたしましたらよろしいでしょうか。

【 明主様 】先祖は祀ってありますか。

 

〔 質問者 〕お祀りしてあります。

【 明主様 】刀に霊が憑いていて、祀られたので非常に感謝して非常に働いてくれたわけです。しかしそれは信者にはいらないうちはそれでよかったが、はいった以上はそういう必要はないから、しまったままでよいです。前には霊界が闇だったから、ロウソクだけでも明るくてありがたいが、太陽の光をいただいた以上は問題ではありません。それで気になるとしたら、刀をときどき浄霊してやるとよいです。そして月並祭のときに、神様の側ではもったいないから、次の間あたりに台の上に乗せておけばそれでよいです。

〔 質問者 〕本人は御神体を御奉斎しておらず、二町ほど離れて息子が御奉斎いたしております。

【 明主様 】息子のほうでよいです。そうすれば祝詞なども耳にはいりますからよいです。それもそう長くなくて、三回やればよいでしょう。あんまりよくすると、かえって苦しいです。そういう霊を祀ったりするときに、あんまりよくすると、先方は苦しいので、やっぱり相応でちょうどよいくらいにやるのですが、それは常識で判断すれば分かります。

「『御垂示録』二十三号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p195~p196」 昭和28年08月01日