教集24 昭和二十八年七月二十六日(2)

 この間聞いた話ですが、最近アメリカでは「いまの医学は駄目だ。医学でないもの、そういった薬とか機械を使わないで治す方法を研究しなければならない」と言っている一派ができたそうですが、だいぶ近づきつつあるわけです。ハワイはだいぶすばらしい成績で、来月あたり樋口さんはアメリカに行くことになってますが、しかしいろいろと、なかなか複雑な事情がありますから、簡単にはゆかないが、神様がよい具合にされるだろうと思ってます。いまアメリカの人に分からせるのが一番手っ取り早いですから、神様は予想もつかないような手を打つに違いないと思います。そういうようで、もう一息のところです。

 それから浄化も、本当の浄化が強くなって病人が至る所に続々出て、死ぬ人がたいへんだということも、だいたいその時期は分かってますが、まだもう数年くらいかかるらしいです。霊界が明るくなるその順序から考えてみると、少なくとも二、三年先になって著しくなり、はっきりするというような順序になってきつつあります。これは最近はっきり分かりました。ですから結局いまは神様はその準備を抜け目なくされているのです。いま読んだ論文などもその準備のうちの一つです。これらは時の進むに従って深い所やはっきりした言い方をします。それは分かってますが、文章に書くようにはっきりするのは、やはり時が来るとそうなってくるのです。ですからとにかくおもしろいものです。それで神様のほうは早過ぎもせず遅過ぎもせず、ちょうどうまい具合にやるのです。

「『御教え集』二十四号、岡田茂吉全集講話篇第十巻」 昭和28年07月26日