教集24 昭和二十八年七月十七日(3)

 それで光についてもある程度知っておく必要があります。要するに、つまり光と光の戦いです。邪神の光と神様の光との戦いです。邪神の光というが、邪神にも光はあるのです。いまのレントゲンの光は邪神の光です。ですから光の喧嘩です。ところがあれは邪神の作ったものだが、邪神にもやっぱり偉いのと偉くないのがあって、だいたい神様のほうの光を押さえる偽の光というものがあるのです。しかし根本において違うわけです。では邪神の光はどういう働きをするかというと、固める働きをします。いままでのいろんなこと、霊術師とか宗教というのは固める力なのです。固める光です。つまり邪の光、邪光です。だからいままでは信心してよく病気が治る場合もありますが、それは固める治りであって、溶かす治りではないから、御利益があったと喜んでいても、こっちで治すのと違い、いろんな排泄物は出ないから、一時治るのであって、根本において医学と変わりはありません。物質的光です。だから固める光というが、固める光というのは月の神様から出た光です。ところがだんだん霊界が昼間になってくると、固まらなくなってきたのです。そこで既成宗教というのはだんだん病気が治らなくなってきたというので、どんな宗教でもみんな病院を作った原因なのです。そういうようで、これからだんだん霊界が明るくなるに従って、いよいよ治らなくなるということは、最近医学のほうでもだいぶ現われてきてます。最近の新聞に出てますが、レントゲンを扱った人がだんだん死ぬというのです。その死に方がだんだん早くなります。結局少なくとも、もう数年ならずして扱う人はなくなるかと思います。それまではレントゲンというものは固める力ですから、実によく固まります。それは石のように固まってしまいます。私がいつか治療した人で、療療の人でレントゲンで固めて、砂利がはいっているように固まってます。そのときはなかなか溶けなかったですが、いまは神様の溶かす力が強くなったからそうでもありませんが、その固める力はすばらしいものです。ですからいままでの信仰でも放射線療法でも、固めることが効果があるということで用いられたのです。それがだんだん固まらなくなり、それでレントゲンを扱う人がそうなるということは、固めたものが溶けるから死んでしまうのです。それから溶ける前にはいっそう固まるということもあるので、これは心得ておかなければなりません。たいてい肩などが溶ける前にはよけい固まるのです。それから浄霊してかえって固まることがあります。これはある程度まで固まってから溶けるということが一つの原則なのです。それは少ないですが、ごく固まりきったものは溶けるのに楽なのです。というのは固まりきると、強い熱が出るのです。それからだとよく溶けるのです。ですから溶けるのも限度があるのです。ある程度まで固まって、それから溶けるのです。病気に対してのそういうことも、だんだんに説明してゆきます。

「『御教え集』二十四号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p」 昭和28年07月17日