昭和二十八年 七月一日 垂録22 (3)

〔 質問者 〕親の代ごろから稲荷の参拝講にはいり、豊川稲荷が主と思われますが、他にいろいろな神様のお札があり、店をはいって左側の高い所に祀ってあります。この処分はいかがいたしましたらよろしいでしょうか。

【 明主様 】光明如来様の奉斎はいつですか。

 

〔 質問者 〕一昨年と思います。

【 明主様 】お稲荷さんはそうとう古いのですか。

 

〔 質問者 〕さようでございます。

【 明主様 】お祭りはどうしてますか。

 

〔 質問者 〕別にしてないそうでございます。

【 明主様 】それはいけません。

 

〔 質問者 〕榊とごはんを上げております。
 

【 明主様 】榊は見当違いです。榊は神様であって、狐には上げません。

 

〔 質問者 〕いかがいたしましたらよろしいでしょうか。
 

【 明主様 】そのままでよいです。そうしてお祭りをしてやるとよいです。光明如来様のお祭りのときに、光明如来様のお祭りがすんだら狐のほうをしてやるとよいです。

 

〔 質問者 〕供物はどういうものでしょうか。

 
【 明主様 】油揚げは好きだから、第一番に供げなければならないです。それから榊でなく花をあげるのです。榊を上げると苦しいから、かえって嫌います。

 

〔 質問者 〕いろいろなお札はいかがいたしましたらよろしいでしょうか。
 

【 明主様 】それは一度お祭りして、お断りして、いままでの御守護を御礼して、「光明如来様をお祀りしたから、元の御座にお帰りを願います」と言葉で言って、あとは焼いてしまえばよいです。そうしてお稲荷さんだけを残しておくのです。

 

〔 質問者 〕以前に家の中は具合が悪いということでございましたが。
 

【 明主様 】そのとおりですが、先祖からあるのはそれでよいのです。いつかそれを下にしたらいろいろといたずらをするのです。その家の奥さんを梯子段から突き落としたりするのです。それで聞いてみると、オレを下に落としたというのです。それは祖先の意志もあるから、そのままでよいのです。

#T垂録22 530701浄霊と正守護神の関係

「『御垂示録』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p154~p157」 昭和28年07月01日