教集23 昭和二十八年六月二十七日(1)

 今度すばらしい奇蹟のお蔭話がありました。たいていな奇蹟には驚きませんが、これだけはなんと言ってよいか、一言も言葉が出ません。これは日刊新聞に出したいと思って『毎日』に相談したところが、調べた結果『サンデー毎日』にでも出そうかと言って、これから調査するのですが、そうして世の中の人に知らせるだけでもたいしたものです。最初に私の批評を書きましたから、いま読ませます。

(御論文「超奇蹟」〔およびお蔭話〕朗読)〔「著述篇」補巻三、四八八-四九七頁〕

 いま読んだとおりですが、陰茎のほうは、三分の一くらいを手術で切って元通りに伸びたということは以前聞いたことがありますが、睾丸が取れて元通りになったということは実に奇蹟以上です。よく昔から「睾丸を一つつぶせば命はない」と言われてますが、金玉一つどころでなく二つともなくなったのです。それで生きているだけでなく元通りになったのですから、どう考えても分からないことです。ですからこれは世界的問題として大いに人類に知らせる必要があると思います。このことは神様のほうではチャンと分かります。しかしこれを説明したところで、あまりに神秘でちょっと信じられないというかも分かりません。いずれ時期が来たらこういう説明もしますが、いまのところは致し方ないわけです。

「『御教え集』二十三号、岡田茂吉全集講話篇第十巻」 昭和28年06月27日