いつも奇蹟はありますが、最近のお蔭話の中に「奇蹟中の奇蹟」というのがありました。それは、六つになる子供ですが、ふつう医学上では、小便が出ないのは八時間以上は危険だとなっているのですが、六日間出なかったのです。それで命は取り止めました。ところが睾丸と陰茎が、膿がひどく出るために根本から取れてぶら下がって、なにもなくなってしまったのです。だからそこから腸が出ないかと心配したくらいです。その跡が握り拳ぐらいあったのです。それがわずかの間に元通りに生えたのです。その批評をつけたお蔭話をいま読ませます。これは『毎日新聞』に話して出したいと思います。また出す値打ちがあります。しかしまた宗教宣伝になるから出さないかもしれませんが、出さなければ出さないで新聞社の連中だけに分からせるだけでもよいです。それから、これは駄目でしょうが、岡田道一さんに医師会に発表できるかどうか聞いてみようと思います。そうすればそうとうな幹部のお医者さんが見ますから、それだけでも効果があると思います。
(御論文「超奇蹟」〔およびお蔭話〕朗読)〔「著述篇」補巻三、四八八-四九七頁〕
いま読んだとおりで、驚くべき奇蹟です。いままでにもいろいろな奇蹟はありましたが、こんなすばらしいのは初めてです。
御伺い 五月一五日に行ってまいりまして本人の陰部を見てまいりましたが、陰茎は一寸五分くらい、睾丸は小さな盃くらいで三分の二くらい下がっております。まことにありがとうございました。
「『御教え集』二十三号、岡田茂吉全集講話篇第十巻」 昭和28年06月25日