教集23 昭和二十八年六月六日(1)

 四日の晩のラジオは聞いたでしょうが、なにしろ邪神のほうも苦しまぎれにいろんなことをやります。四、五年前は新聞でずいぶん挑戦してきましたが、とうとうこっちが勝ってしまったのです。その次は官憲を利用して、ちょうど三年前にああいった裁判をやりまして、それでも結局先方は負けてしまったのです。とにかく救世教をつぶしてしまおうというのです。そうしなかったら邪神のほうが滅びることになりますから、霊界では死に物狂いになってやっているのです。それで新聞では駄目、役人を使っても駄目なので、今度はラジオを使ったわけです。そういうような具合で、だんだん霊界が明るくなりますから、邪神のほうはだんだん手も足も出なくなってくるのです。そこでだんだん死に物狂いになってきます。しかしそうなればなるほど、神様のほうの力が強くなってくるのです。それでドンドン進んで行きますからよいのですが、先方の一番致命的なことは、医学を暴露されて、やられることが一番つらいのです。医学というものは、邪神が人類を弱らせてヒョロヒョロにしてしまおうという計画なのです。そうして最後にある強い民族が、弱っているのをやっつけてしまって、そうして世界の覇を握る、というのがその計画です。ですからそこで医学を暴露されることによって、先方の目的が駄目になりますから、そこで先方にとってはたいへんなのです。なにしろ明日から「薬の週間」ということでやってますが、これは救世教に対抗する目的なのです。いままではそんなことはしたことはないのです。ですから先方はあの手この手で、どこまでもやろうというので、これまでに弱らしたのにピンピンにされたらたいへんだというわけです。しかしヨーロッパ方面はほとんど半分以上は目的を達したのです。だからいつも言うとおり、イギリス、フランスあたりの、あの弱りさ加減はないです。まるで、どんなことをされても戦争がないほうがよいというので、諦めるあの形は、イギリスのチャーチルなどが始終しゃべったり、やっていることを見るとかわいそうになります。ただどうやらしっかりしているのはアメリカだけですから、そこで邪神のほうでもアメリカの国民を弱らせようとして大車輪をかけているのです。いまアメリカでは薬が進歩して、新しい薬をドンドンこしらえているのは、みんな邪神がやっているのです。そこで私は、まず第一歩として『アメリカを救う』という本を出したのです。

「『御教え集』二十三号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p16」 昭和28年06月06日