昭和二十八年 六月一日 垂録21 (9)

〔 質問者 〕未信者の座談会に教師の者がまいりましたとき、一〇人ほどいた人がみんなバッジの四隅の白い所に『地上天国』の日の出観音様が見えるということがございましたが、これは霊が低いからでございましょうか。

【 明主様 】それは神様がそこを早く開くために奇蹟を見せてくれたのです。

 

〔 質問者 〕昨年の六月一日、釜が鳴りますことでお伺い申し上げ(『御垂示録』一〇号〔第六巻一五六頁〕参照)「一年ほどしたら処分してもよい」とのお言葉をいただきましたが、いかがいたしましたらよろしいでございましょうか。

【 明主様 】釜はメシをたけばよいでしょう。

 

〔 質問者 〕いろいろなお札が一緒にありますが。

【 明主様 】お札は全部処分してよいです。そして「光明如来様をお祀りしましたから、元の御座にお帰り願います」と言えばよいです。それは知っているでしょう。

 

〔 質問者 〕お膳を作りお礼をしなくてもよろしいものでございましょうか。

【 明主様 】ごちそうは、すればなお結構です。そうして祝詞を奏げてやるとよいです。それから釜が鳴るのは、昔戦争をするときに、陣屋で釜が鳴ると、これはいよいよ勝利だと、たいへん祝ったもので、たいへん結構です。

 

〔 質問者 〕襖の端で「日月<じつげつ>」の御額の落款の端のほうにそうとうひどい傷をつけました。いかがいたしましたらよろしいでしょうか。

【 明主様 】経師屋で直らないくらいの傷ですか。それを聞いてみて、駄目だと言ったら新しくすればよいし、わけなく直るという場合なら直させたらよいです。わけなく直るとは思いますが。

 

〔 質問者 〕新しくいただいた場合、前のはいかがいたしましたらよろしいでしょうか。

【 明主様 】たたんでしまっておけばよいです。

△御講話おわり△

「『御垂示録』二十一号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p143~p145」 昭和28年06月01日