地天48「教えの光」昭和二十八年五月二十五日(5)

〔 質問者 〕 謹みてお伺い申し上げます。私儀本年三月、入信のお許しをいただきました者でございます。昭和二三年大阪の生駒山の行者(O・T)が毎月まいりまして、祈祷を受けるうち三年ほどいたしますと、F・T(行者の先生の母で死亡しています)の写真を希望せぬのに受けさせられ、その晩より霊憑りになりまして、憑られましたときに、「同年齢だからこの身はどこに行っても守護してやる」と申したそうでございます。それよりだんだんと身体の調子が変になり、浮かれるような、また足にからまりついて落ちるような感じを受けるようになりました。

 それで母親が例の写真を行者に返しました(受けて二ヵ月)。

 右の状態になりましたので、今度は真剣にいろいろと祈祷に迷いまして、最後に近所の小島にあります虚空蔵《こくうぞう》菩薩様のお社に二週間お寵りをいたしましたが、そのとき一度でしたが、ごはんの中へ砂と髪が入っているとか、菜の中に蛇の鱗が入れてあるように見えたことがございました。このお道を知り御浄霊をいただきますと首をくるくるまわし、意識不明となりまして後ろへ倒れていましたが、入信さしていただきましてからは、苦しみがたいへん楽になりました。

 御守護の御礼申し上げさしていただきます。まことにありがとう存じました。

 四月一五日、中教会お祭りに御参拝いたします前日より、霊は身体中足掻きまわり、首を絞めつけ、胸横隔膜、腹部を圧迫したり、またびどくふくらしたりいたします。今度御屏風観音様を拝受させていただきました(御仏壇のできしだい御奉斎お願い申し上げます)。

 主人、子供もお道におすがりいたし、主人の御守り様拝受に御神体御奉斎に努力いたしています。右のしだいでございますが、いかがいたしましたら霊が早く救われましてこの身より離脱いたされましょうか、御垂示のほど謹みてお願い申し上げますとともに、御守護のほど伏してお願い申し上げます。

【 明主様 】 光明如来様をお祀りして、そのお部屋へ寝《やす》めはじきに治る。

「『地上天国』四十八号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p360~361」 昭和28年05月25日