〔 質問者 〕 私は昭和二四年一〇月入信、御神体、御屏風観音様も御奉斎させていただき、妻と長女と三人家族にて三人とも入信させていただいております。
現在紙箱製造業にて、入信以来数々の御守護をいただき、仕事のほうも発展いたし感謝の日々を送らせていただいております。
このたび三月二七日の春季大祭に妻と長女が御参拝させていただく都合で、二六日午後四時ごろ自家用の三輪トラックに乗り、他の信者一名と三人乗ってバスの乗り場に向かいました。少し家を離れたところで、道端に子供が七、八人遊んでおり二間ほど近くに行ったとき、四歳になる男の子が道の真ん中に飛んででました。
びっくりして車は急停車いたしましたが、惰力のために車の前のホロで子供を押して行き、子供は小さい溝に落ち石で耳の上を怪我いたしました。さっそく飛んで降りて子供を抱き上げ御浄霊をさせていただきました。御守護により二〇分ほどで痛みも止まり、血も止まりました。家に帰って子供の両親にもお詫び申し上げ、御浄霊のお話しもいたしましたが、両親が未入信のため、とうとう医者にかかりました。そのときの運転手は私の使用人で未入信でございます。二七年五月車を買ってより三回目の事故でございます。
右のような事故のため春季大祭に信者三人とも御参拝が許されませんでした。これまでは入信以来、春秋の大祭には無事お参りもお許しいただいております。なにかのお気づけのように思われますが、このような場合どのように覚らせていただくのが正しいのでございましょうか。
謹みて御垂示賜わりたくお願い申し上げます。
【 明主様 】 勿論お気づけに違いないから、よく考えれは必ずなるほどと思うことがある。そこで一番考えられるのは、御守護に対し御恩報じがあまりに少ない場合、そういうことがある。例えば一〇と思う御利益に対し五の報謝とすれは、五だけ神様からの借金になるから、お返ししないと祖霊がお気づけをするのである。