教集21 昭和二十八年五月七日(2)

▽前節から続く▽

 それから息切れも覚えておかなければなりません。これはだいたい原因が二つあります。一番多いのは肋間神経痛です。胸から肺の周囲、背中のほうにかけて毒があるのです。こういうのは押してみれば分かります。自分で押してみても分かります。それで押して痛いのは、そこに毒があるのです。そういうのは息切れがします。それで歩いたりすると浄化が起っていくぶん溶けるので、それを肺のほうで吸い寄せようとするので、これが息切れです。ですから押して痛い所を浄霊するとよいのです。息切れというのはいやなものです。喘息などもそういうわけです。それからもう一つは腰に非常に原因があります。尾てい骨の付近に毒が固まって、多く歩くと腰が痛くなって、そうして息切れがするのがあります。これは若い人より年取った人のほうが多いです。そうしてその腰の痛いのは、結局腎臓ですから、そういう人は腎臓の所に非常に固まりがあります。それで腎臓の毒が溶けて腰に固まるのです。だからそういう人は腎臓を主にしてやるのです。ですから腎臓と肋間神経痛というように思えば、息切れの原因というものは分かるし、その浄霊によってなおります。それからもう一つは、腰を浄霊しますと、女などはコシケになって出ますから非常に結構なのですが、男は下痢のほうなのです。しかし下痢はよほどたくさんの毒でないと、男はそう下痢はしません。下痢はなんと言っても後頭部の毒が一番です。そこで精神病などはここが溶けて下痢をすると、これは一番良くなおるのです。ですから精神病というものは、そこさえ溶かせば非常になおり良いものです。これから精神病は非常に増えますから、そこでそれを覚えておくとよいです。

▽次節に続く▽

「『御教え集』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p217~218」 昭和28年05月07日