教集21 昭和二十八年五月五日(3)

▽前節から続く▽

 それから結婚を嫌う娘さんの原因は、霊的では、つまり龍神の生まれ変わりになってますが、これもあります。けれども龍神の生まれ変わりの龍女はごく少ないので、たいていは病気なのです。病気のうちでも一番の原因になっているのは、頭の毒素が溶けて膣の付近に固まるのです。そうすると薬毒によっては非常に痛いのです。ちょっと触っても飛び上がるほど痛いのです。これは医学のほうでは膣痙攣と言いますが、これがあんがい多いのです。そこで結婚を嫌うのです。それにこれは人に言うわけにはゆかないので、実に気の毒なものです。幸いにこっちのほうは医者と違って外からやってなおるのですから、そういう、非常に結婚を嫌う娘さんは、お母さんなりが、そういった意味で浄霊してやればよいのです。それからたまたま無毛症というのがありますが、これも皮膚の中、筋肉に毒が固まって、それが邪魔しているのですから、これも外側からやればまずなおるわけです。十中八、九はなおります。たまに霊的のがありますが、これはよほど信仰を深くやらなければ、なかなかなおりません。それでも年限がたてばなおります。いまのは、大勢の前でも話よいような話をしたわけです。これは徹底して話をすれば、どこまでも分かりますが、しかしそれほど分かる必要はないし、だいたい浄霊は、医学的のように詳しく知る必要はないから、このくらいでたくさんだと思います。それでほかの病気と違って、婦人に関係した病気は、本人が訴えることができないのですから、一番不幸な性質のものです。そこで神様は多くの人を救われるのに、そういう面はある程度よけい分からなければならないから話したのです。そうして頭と関連してますから、下のほうを浄霊すると、頭も非常に良くなるのです。というのは平均浄化が起るからです。これは両方が直接に関係していて、直結しているわけです。そこで頭も良くなるから性質も良くなります。わがままとか怒りやすいということもだんだんなおります。そのつもりでやるとよいです。

 それから頭でも、いまのは後ろのほうでしたが、人によっては前のほうにそうとう毒がある人があります。これは額を触ってみれば熱がありますから、すぐ分かります。それで熱も、額の中から来る熱と、淋巴腺から影響される熱と二つあります。中からの熱は、触ってみると芯<しん>から熱があるようにみえます。それから淋巴腺から影響する熱は、芯に熱がなく、どこか浅い感じがします。熱に力がないような感じがしますから分かります。そういう気持ちで、熟練すればなお結構ですが、ふつうでもだいたい分かります。それからこめかみ<ヽヽヽヽ>に熱があるものです。この熱が非常に 苦しいのです。こういうのはやはり横から浄霊するのです。それから頭の芯に熱がある人がずいぶんあります。これは上からやればよいです。体と違って、頭のほうは手は少し接近してもよいです。それから淋巴腺に熱のない人はないくらいなものです。中耳炎は無論この毒が溶けたものです。それから歯の痛いのもやはりこれです。どこかに固まりがあります。それから舌が吊るというのもこれです。そういう具合で、これから病気に関係したことで、いままで 本などに書いてないことをときどき話ししようと思います。

 ちょっとおもしろい論文を読ませます。

 (御論文「墳墓の奴隷?」朗読)〔「著述篇」第一一巻五〇〇-五〇二頁〕

△御講話おわり△

「『御教え集』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p208~209」 昭和28年05月05日