教集21 昭和二十八年五月五日(1)

 アメリカに行っているAという人の第二信が来ましたが、あっちもなかなかおもしろそうなのです。それを読ませます。

  (「米国通信」(二)朗読)

 お蔭詰もありますが、日本よりかよけいなおるくらいです。精神病が二人ばかりたちまちなおったのですが、いまアメリカでは精神病が一番多いそうですから、アメリカ人のほうで始まってくるとすばらしいものだと思ってます。もう一息だと思います。やっぱり順序としては日本人のほうが先にお蔭をいただくというわけです。このお蔭話は『栄光』に出しますが、だいぶ評判になりつつあるそうですから、いずれは白人のほうにも拡がるに決まってます。アメリカ人のほうに評判になったら、それはしめたものです。日本などよりは、ずっと早く燃え始めると思ってます。そうしていままで、外国の宗教でアメリカに拡がるというのはありませんから、それは世界的の問題になります。そうすると日本もいまさらのように騒ぎ出すだろうと思いますが、時期がもうよほど近くなってきましたから、大いに期待できると思います。

 二人の精神病とは、一人はしゃべらない精神病で、一人はしゃべりすぎる症状なのです。そして片方はほとんどなおってしまったし、片方はもう少しでなおるというところまで来てます。非常によいことは、どっちも浄霊後、間もなく血とか膿とかが下ったのです。これならもう本当になおったのです。無論霊的で、霊が頭に憑くのです。それで血や膿というものは、だいたい後頭部の下のほうに固まったものですが、それが出るとすると根本的になおるのですから、たいへんよいのです。だから今後、精神病の場合にはそういった血が下るような下痢があれば必ずなおります。浄化が強くなったからして、これからだんだんそういうなおり方が出てくるわけです。それで日本もやっばりアメリカの流行を採り入れるのが好きですから、病気のほうはどうか知らないが、とにかく日本も精神病が非常に増えました。だから後頭部の付近を主にしてやるというようにすればなおります。それでいまの病人の十中八、九まではこの辺(延髄)の毒です。延髄のどっちかが、どんなときでも持ち上がってます。たいてい左のほうが持ち上がっているのが多いです。つまりここに熱が出て、そうして食欲が不振になるとか、頭がぼーつとするというようなことが多いのです。ですからまずこれからは病人は、一番目に延髄を見るのです。そうするときっとどっちかが腫れていて、必ずそこに熱をもってます。これがなおる場合にはほとんど下痢です。それでここを浄霊すると、これが溶けてきて胃にはいりますから、いくらか胸が気持ち悪くなってムカつきます。それが原因になって出るのです。その順序を覚えておくとはっきり分かります。そこでまず後頭部が肝腎です。それでここが悪いと信仰にはいるにも邪魔するのです。このために脳の血が少なくなりますから、そこに霊が憑って邪魔するのです。だから延髄を主にして、あとは淋巴腺です。これがまた必ずどっちかが腫れてます。今年もこれから赤痢がはやるでしょうが、だいぶ赤痢が出てきてますが、みんなこれ(後頭部)が自然浄化で赤痢になって出るのです。ですからこれをやっておけば赤痢にも罷らないというわけです。

それからあんまり気持ちの良くない話ですが、たまにはよいと思って書いてみました。

   
(御論文「裁く勿れ」朗読)〔「著述篇」第一一巻四九六-四九九頁〕

 たまにはこういうことも薬になるでしょう。

▽次節に続く▽

「『御教え集』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p205~207」 昭和28年05月05日