教集21 昭和二十八年四月十五日(4)

▽前節から続く▽

 それからこの間は精神病について話しましたが、今日はおもしろいことを教えます。女の病気というと婦人病によるように思うが、そうではないのです。仮にヒステリーとか頭痛とか、頭に関係したいろいろな病気ですが、そのときの浄霊は、頭や首のまわりも肝腎ですが、そのほかに子宮を中心としてのその辺が非常に関係があるのです。ですからその辺を浄霊すると頭がなおるのです。そういう場合には女の肝腎な所を浄霊するのです。そうすると頭が非常に良くなるのです。とにかく女のここ(股間)が因<もと>です。早く言えば急所ですから、ここに毒があると浄化の熱が出たり、いろいろな溶ける作用が頭に響くのです。それについて知っておくべきことは、全部、前のほうは前頭部に関係があり、後ろのほうは肛門に関係があるのです。ですから下痢や赤痢というのは後頭部付近の毒が出るのです。それから前頭部の毒は前のほうから出るのです。コシケなどになったりするのです。特にコシケなどは多いのです。そこで天地と言いますから、ここ(前頭部)を良くすると下の婦人病が良くなるし、ここ(股間)を良くすると頭が良くなるというように非常に関連してますから、そういうようなことを知ってやると大いに効果がありますから、試してご覧なさい。あんまりカカアが言うことを聞かなくて、ヒステリーを起したときにはここをやるのです。それで円満になるのは結構です。ここもいろいろな意味が非常にあるのです。しかし場所が場所だけに、医学のほうの婦人科かなにかなら言えますが、もっともこっちは霊的ですから、そう詳しく知る必要はないが、こういうことも知っておかなければならないのです。夫婦別れになったり、それから親父が妾をこしらえたり、いろんなことで非常に悲劇ができますが、それは男ばかりをせめることはできないのです。というのは、女によってはここの欠陥のために夫に満足させることができないのです。またそれが割に多いのです。ですから夫ばかりでなく、妻にも罪があるのです。それをなおすにも浄霊によるよりしようがないのです。私は昔不感症をなおしたことがありますが、これはなおるのです。ただ困ることは、「どうですか」と言っても、「お蔭で良くなりました」とは言わないのです。しかしそういうのは顔色で分かります。ニコニコとしますが、それならもう良いのです。

 それからよく結婚を嫌う娘がありますが、これはここがたいへん関係があるのです。それは膣痙攣と医者のほうで言いますが、ちょっと触っても飛び上がるほど痛いのがあります。そういうのが、私は一生独身でいると言うのです。それは本当のことを言いませんから……そういうのも浄霊でなおります。それから無毛症といって毛のないのがあります。これも皮膚の内部に毒が固まって発毛を邪魔しているので、これもなおります。まだいろいろありますが、そう詳しく言わなくても分かると思いますから、これだけにしておきます。

△御講話おわり△

「『御教え集』二十一号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p166~167」 昭和28年04月15日