昭和二十八年 四月一日 垂録19 (10)

〔 質問者 〕外妊娠にて手術し、筋腫ができているとて手術し、卵巣も喇叭管<らっぱかん>も取っております。子宮が片方だけありますので避妊法をして、子宮がなくなっているところに、上のほうに腹膜を起し、それより妊娠し月経もあります。子宮の上のほうは切ってあります。

【 明主様 】というと何分の一かですね。避妊法というのは喇叭管をしばるのです。

 

〔 質問者 〕いかがなものでございましょうか。

【 明主様 】それは私にも確答はできません。なぜと言って、それはお医者さんが天から授かったものをめちゃくちゃにしたので、神様のほうは完全に作ってあるのだから分かりますが、それを医者のほうでやったのだからはっきりした答えは分かりません。できないことはないが、できてもおそらく駄目でしょう。子宮がふくらまないから、ある程度で流産するでしょう。月経があるということは、子宮まで血液が行くことは完全なのです。しかし月経があれば妊娠するには違いないが、ただ、妊娠しても子宮が完全でなければ子供はできません。妊娠すると子宮がふくれるが、ここに欠陥があるとふくれません。子宮は切り取れば元どおりにはなりません。切り取ったというのでは流産が多いから、妊娠しないことはないが、してもまず駄目だということは間違いない話です。まあ諦めるのです。これは医者の被害者です。それをみんなに知らせるということがたいへんなのです。ですからいま助けつつあるのですが、これはやむを得ません。

「『御垂示録』十九号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p79」 昭和28年04月01日