教集20 昭和二十八年三月二十七日(2)

▽前節から続く▽

 最近ハワイに樋口さんが行ってやってますが、非常に成績が良いのです。おもしろいように信者ができるので、むしろ一人では手がまわらずに弱っているくらいです。そうしてだいたいハワイの基礎を作って、五月にロサンゼルスに行く予定です。あっちに行ったら、なにしろまた国が大きいですから、一、二年もたてば、アメリカなどにそうとうに注目されるくらいに発展するだろうと思ってます。ですからアメリカ方面の場合は大いに希望を持てますが、アジアのほうはモヤモヤしたものがまだとりきれませんから、そこで朝鮮から中国のほうに大掃除をして、こっちがやるのに都合の良いように、ゴミ流しをしてくれるということを待っているわけです。それで朝鮮のほうもいずれ南北合併になりますが、そうなってからやるという準備は、神様のほうにはちゃんとできているのです。いま発表することはできないが、神様は実に行き届いたものです。ですから朝鮮は、やる気になると、とても早いのです。朝鮮全土に救世教が拡がるということは、そう難しくはないのです。これはそのときになるとびっくりします。なるほど神様は深謀遠慮だということが分かります。

▽次節に続く▽

「『御教え集』二十号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p126」 昭和28年03月27日