〔 質問者 〕謹みてお伺い申し上げます。私は昭和一九年六月左眼下に、大豆くらいの大きさの痛みも膿もない腫れものができ、しだいに大きくなり、二〇年より一ヵ年、時折塗布薬の治療をいたし、二一年九月ごろより二ヵ年まったく治療を加えず、その間しだいに大きくなり、二三年一〇月ごろより医療を加え手術し、一時全治し、半年後ふたたび以前のごとき腫れものができ、二六年一〇月ごろまで手術しては全治し、再発し、その間ストレプトマイシン一〇本の注射をいたしましたけれども、しだいに大きくなり、以後は医療などいっさい加えず。二七年中、ごろには腫れものの大きさは一寸平方くらいに拡がり、そのため左眼はまったくふさがりました。痛みも膿もなく日がたつにつれて大きくなるのみでございます。御恵みにより二七年一〇月入信させていただき、月一五回くらい教会にて御浄霊をいただいています。現在は入信当時より大きさに変わりなく、こめかみ付近に疼痛《とうつう》を感じます。御屏風観音様を二八年一月一六日に御奉斎させていただきました。前記の腫れものはいかなる原因でございましょうか。あわせて御浄霊の箇所ならびに御守護のほどお願い申し上げます。
【 明主様 】 この人は薬毒の被害者であって、いっさいの腫れものは薬毒が固まり、腫れて穴が開き膿が出て治るように人間の身体はできているのである。それを知らない無知な医学はせっかく出ようとした薬毒を、手術で除《と》りながら、それ以上の薬毒を入れるので治るはずはないのである。この理は御神書に詳しくかいてあるからよく拝読しなさい。
「『地上天国』四十六号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p353~354」 昭和28年03月25日