地天46「教えの光」昭和二十八年三月二十五日(4)

〔 質問者 〕謹んでお伺い申し上げます。信徒S・T(昭和二五年四月入信)。入信までに子供六人を、生後一、二年目くらいに次々と失い、主人の母親は反対いたしておりますが、その他は家族全部入信御用に努力いたしております。二七年一二月には一〇ヵ月目の男の子を失い、現在六歳の女の子のみ成長いたしておりますが、家族もいささか落胆いたしております。主人はふつうの目には仏様のような好人物にて、若いときから婦人関係とかいままでの常識から見て、人道をはずれたことはしたことはないと申しております。一人生存いたしております女の子は疥癬、肺炎の浄化をいただきましたが、御守護により元気に成育いたしております。厚く御礼申し上げます。

 なお光明如来様を二五年に御奉斎さしていただきましたが、二六年隣家に別居している主人の実弟(常に不仲)に強奪、焼かれましたことは、まことに申し訳なく、深くお詫び申し上げます。二六年ふたたび御奉斎さしていただいております。かく次々と子供を霊界に送りますことは、罪業の深さとはいえ、いかなる原因でございましょうか。なにとぞ御垂示のほどお願い申し上げます。

【 明主様 】 これは祖先の大きな罪穢のためであるから、それを早くなくしてしまわなければいけない。それにはできるだけ人を救い、徳を積むことである。

「『地上天国』四十六号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p353」 昭和28年03月25日