教集20 昭和二十八年三月十五日(2) 

▽前節から続く▽

 『アメリカを救う』の本もだいぶ売れるようです。まだ売れているそうです。それで割合に地方の隅々まで行き渡ってきたようなので、そうとうに読まれると思います。ですから将来それだけの非常な効果を現わすと思ってます。それから、ばかに重なってしまいましたが、『自然農法解説書』ももうじきできますから、これも大々的に売り出そうと思ってます。これはできるだけ行き渡らせるようにと思って、値段も安くして五〇円です。そうしてできるだけ農村に行き渡らせるようにしようと思ってます。それからその前に『結核信仰療法』も売り出すことになってますが、今月の末あたりに少し大々的に新聞広告をしようと思ってます。これは非常に売れるだろうと思います。結核でなおらないで苦しんでいる人がたくさんありますから、そういう人は「どうしても医学では駄目だ、なにか信仰でもしたら良いのではないか」というように迷っている人がたくさんあります。それで信仰しようとしても、いったいどの神様を拝んだら良いか、どの宗教が良いかということに迷いますから、そこで本の広告を見るとか、人に聞くとかして、それでは一度見てみようという考えになるので、そうとう歓迎されると思います。おまけにあの本は全快者一〇〇人の実例を載せてありますから、それがたいへんな魅力になると思ってます。なにしろ医学に対する一つの挑戦的のものですから、そうとう問題にはなるに違いないと思ってます。一番初めの項目は「医学が結核を作る」というのですから、これだけでもお医者さんは見たがるでしょう。そんなわけで、これはどうしても出さなければならない本なのです。その次はいま書いてますが『救世教奇蹟集』です。この前「序文」を書きましたが、どうもおもしろくないので、また書き直したので、それを読ませます。

 (御論文「救世教奇蹟集序文」朗読)〔「著述篇」第一一巻四五六-四五九頁〕

 「序文」の次に一、二、三と概略の説明がありますが、その三を読ませます。

 (御論文「霊と体」朗読)〔「著述篇」第一一巻一二六-一二九頁〕

▽次節に続く▽

「『御教え集』二十号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p79~80」 昭和28年03月15日