教集19 昭和二十八年二月六日(4) 

▽前節から続く▽

 医学のほうはそのくらいにして、戦争のほうですが、これも重大問題ですからお話しします。台湾の封鎖を解くとか、中国の沿岸封鎖とか、いろいろなことが出てきましたが、やっぱり「新年号」に出した「世界夢物語」のとおりに出てきたわけです。それでこれからいよいよおもしろくなってきます。と言っては、はなはだどうもおもしろくないように聞こえますが、ところがどうせ破壊と建設ですから、戦争のほうは破壊でこっちのほうは建設ですから、建設のほうから破壊を見ると、いよいよこっちのほうの仕事が予定どおりに進んできたと言えます。それはいつも言うとおり、箱根は霊<れい>で熱海は体<たい>ですから、メシヤ会館ができるに従って、世界のほうは破壊作用が起ってくるのです。それは東から始まるのです。ですから東のほうから掃除をされて行くわけです。これはいつも言うとおり東方の光ですから、昔は西が先だったのですが、今度の地上天国は東が先ですから、どうしても朝鮮問題から中国、それから中央アジアからヨーロッパ方面に行くわけです。それで『栄光』の「世界夢物語」は東洋のほうを書いて、ヨーロッパのほうは書いてありませんが、今度はヨーロッパのほうを書いてみたのです。これは時局に応じてときどき書いて行こうと思いますが、これは第二として書いたのです。それをいま読ませます。

 (御論文「世界夢物語(二)」朗読)〔「著述篇」第一一巻四八-五〇頁〕

 それからいま『医学革命の書』を書いてますが、この前の次のを読ませます。これはなかなかおもしろく書いてあります。

 (御論文『医学革命の書』「固め方法と溶かす方法」朗読)〔「著述篇」第一一巻一九〇-一九四頁〕

△御講話おわり△

「『御教え集』十九号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p21~22」 昭和28年02月06日