教集19 昭和二十八年二月五日(5) 

▽前節から続く▽

 いまのはふつうの解釈ですが、神様のほうではどうだというと、これはいつも言うとおり、いよいよ地上天国をつくるについて、世界の穢れた所はできるだけ掃除をしなければならないというために、まず米、ソを戦わして大掃除をしなけれはならないのです。その大掃除の始まりが今年からなのてす。だからたいへんな時代になるわけです。大掃除というのはぶち壊しですから、そこで世界はとにかく破壊作業が始まるというわけです。それから救世教のほうは建設が始まるのです。ですから、メシヤ会館がこれからてきるということは建設の第一歩です。いつも言うとおり、箱根は霊界ですから、現界への響きはあんまりないのです。熱海は現界の型になりますから、メシヤ会館ができるということは、破壊と創造の、創造のほうがこれからできていくわけです。そうすると世界のほうは破壊が始まるというわけです。破壊と創造が同時に行なわれるということを、私は前から言ってますが、そういうわけです。それでいま言ったように考えると、要するに神様のほうの経綸から言うと、これからずいぶん大きな戦争になって、苦しむ国民や悲惨な場面があるでしょうが、これもやむを得ません。

▽次節に続く▽

「『御教え集』十九号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p13~14」 昭和28年02月05日