教集18 昭和二十八年一月十六日(1)

 いま非常に風邪がはやってますが、私も四、五日前から風邪を引いて一晩かなり苦しみました。今度の私の風邪は非常に水っ洟<みずっぱな>になるのです。どこから出たかというと、頭全体に薬毒が残っているのですが、これは前の歯の薬です。三七年前に歯につけた薬が頭に上って、それがいまだにモヤモヤしていて、それが溶けて水洟になって出たのです。ずいぶん出て、一帖くらいの紙を使ったかもしれません。それであとは頭が非常に軽くなりました。それは原稿を書いても、非常に頭の働きがよくなりました。ですからいま流行の風邪はなにかと言いますと、頭の病気つまり脳病風邪です。医学はそれをぜんぜん知らないから、風邪というのはどこから病気が発生するのか分からなくてでたらめをやってます。そして今年の風邪は鼻血が出るとか言ってますが、なるほど頭の浄化ですから、鼻血が出るわけです。というようで、いまの浄化はほとんど頭から頸のまわりです。だから風邪というものは一番はっきり言えば頭の病気です。脳病です。

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「『御教え集』十八号、19530215、19530116、岡田茂吉全集講話篇第九巻p361」 昭和28年01月16日