教集18 昭和二十八年一月七日(4)

▽前節から続く▽

 そこで悪の世界というものは薬がつくったものです。無論いま読んだのは、薬が不幸をつくるというのですが、不幸というのは悪のためですから、人間界から悪をとれば不幸というものはなくなってしまいます。だから病気で苦しむために不幸になるというので、その病気をつくるのは薬ですから、薬というものはそのくらい恐ろしいのです。ところがその薬をいいもののように人間は長い間教育されているので、ちょっとやそっとではなかなか分からないのです。救世教信者になれば信じられますが、ふつうの人に言ってもなかなか信じられないので、そこに骨が折れる点があるのです。ですから結局薬の害を知らせることが根本なのです。結局いろんな面から書きますが、元はと言えば薬毒の害になるのですから、それを分からせるということです。

▽次節に続く▽

「『御教え集』十八号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p356」 昭和28年01月07日